Surgical correction
外科矯正

外科的矯正治療は、歯並びが悪い原因が「歯」だけではなく、顎が「小さい」「しゃくれている」などの問題があり通常の矯正治療以外に、外科的治療を必要とする矯正治療です。

下顎前突症

下顎の骨が大きく下顎が前に突き出ている場合や下顎の左右に歪みがある場合、下顎骨が大きい上に上顎骨が小さい場合がこれにあたります。下顎の後ろの部分で骨を一旦切り離し、下顎を後方へ移動させ固定します。下顎骨が極端に大きい場合は、下顎を後方に移動させるだけではなく、上顎骨を前方へ移動させ固定させます。

上顎前突症

下顎前突症とは逆に、下顎の骨が小さく上顎が前突している症状。下顎の後ろの部分で骨を切り離し、前方へ下顎を移動した後に固定させる方法、もしくは上顎骨を切って後ろに下げて固定させる方法があります。

顎偏位症

下顎骨が左・右にずれていることで顔が曲がっているように見えてしまっている症状です。上顎の左右の骨の高さが異なることが多いので、上顎骨を切り離し、左右の高さを調整し固定します。その後、上顎の真ん中と下顎の中心が合うように下顎骨を移動・固定させます。症状によっては、上顎骨は切り離さず、下顎のみで対応するケースもあります。

オトガイ形成術

下顎全体ではなく、下顎の下の方にある“オトガイ“と呼ばれる箇所が小さくへこんでいると、口元が出ているように見えることがあります。この場合は、オトガイ部の骨を前方へ移動させ固定させます。逆にオトガイ部が前方に突出ししゃくれているように見える場合は、後方へ動かす・短くするなどの方法があります。

外科的矯正治療は歯並びや骨格を手術で改善するため、顔立ちが変わる可能性があります。
ご注意していただきたいのは、顔立ちを変えるための外科的矯正手術ではないということです。また、外科的矯正治療はリスクを伴うことがありますので、しっかりと医師と相談の上、納得する治療を選択することが大切です。

外科的矯正治療は保険が適応されますが、オトガイ形成術を単独で行う場合は、健康保険は適応されませんのでご注意ください。

治療例：21才1か月

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治療例：23才4か月

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治療例：25才1か月

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